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『LA-MULANA 2』がPS4、Nintendo Switch、Xbox Oneで6月27日に発売決定。溢れんばかりのMSX愛が貫かれた傑作アクションゲーム

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 アクティブゲーミングメディアは、昨年7月にPCで発売していた『LA-MULANA2』を、PS4、Nintendo Switch、Xbox Oneでも発売すると発表した。

 PS4版とNintendo Switch版はパッケージでも発売。初回パッケージ版にはオリジナルサウンドトラックとメモ帳「冒険者手帳」が付属する。価格はそれぞれ税別でパッケージ版が3980円、ダウンロード版が2980円。発売日は6月27日となる。

 本作は楢村匠氏を中心としたインディースタジオのNIGOROが開発を手掛けている。もともと楢村氏はMSXファン向けの趣味のホームページを運営していたが、それがきっかけとなりゲーム制作を始めるようになり、NIGOROは結成された。

 これまでに制作してきたゲームもMSX愛が貫かれてきたものが多く、初代『LA-MULANA』についてはコナミの『魔城伝説II ガリウスの迷宮』を志向して制作されている。

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(画像は『La-Mulana 2』公式サイトより)
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(画像は『La-Mulana 2』公式サイトより)
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(画像は『La-Mulana 2』公式サイトより)

 『LA-MULANA』は、考古学者のルエミーザ・小杉博士が、全ての文明の始まりと言われる謎の巨大遺跡「ラ・ムラーナ」に眠る“生命の秘宝”を求め、遺跡の中を冒険する2Dアクションゲーム。『ガリウスの迷宮』由来の歯応えのある謎解きや、広大で自由度があるマップが特徴。その骨太なゲームデザインは、レトロゲームファン中心に世界から賞賛を浴び、日本のインディーゲームの巨星となった。

 その続編である『LA-MULANA 2』は、ルエミーザ・小杉の娘であるルミッサ・小杉が新たな主人公として、イグ・ラーナ遺跡を探索。前作のラ・ムラーナ遺跡が観光名所と化しているなど、随所で前作をパロディ化している。やや玄人向きな部分があった前作に対して、本作は大幅に操作性が向上して遊びやすくなっており、この続編から手にとってもまったく問題はない。歯応えある謎解きや広大なマップはそのままなので、メモを取りながらプレイするのがいいだろう。

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(画像は『La-Mulana 2』公式サイトより)
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(画像は『La-Mulana 2』公式サイトより)

 初回パッケージ版の特典では、そんな謎解きに活用できるオリジナルメモ帳「冒険者手帳」が付属。さらにもうひとつ付属する、オリジナルサウンドトラック「LA-MULANA Journey」は、厳選された遺跡感あふれる曲や、前作『LA-MULANA』の楽曲が新規アレンジされて収録されている。

 Amazon、ゲームショップ1983ではそれぞれ限定特典を同梱しているので、詳しくは公式サイトを確認して欲しい。強敵たちが織りなす遺跡に、行く手を阻む数々の仕掛けられた謎。けっして諦めることなく挑戦し続けると、ほかのゲームにはない達成感が待っている。知恵と勇気と好奇心の準備ができたら、冒険の旅に出発だ。

ライター/福山幸司

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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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