いま読まれている記事

『バイオハザード』や『サイコブレイク』で知られるゲームクリエイター・三上真司氏がTango Gameworksを数か月以内に退社する方針。グループ企業のベセスダが事実と認める

article-thumbnail-230223z

 メディア企業Zenimax Mediaのグループ企業であるベセスダ・ソフトワークスは2月23日(木)、同じくグループ企業のTango Gameworksを創設したゲームクリエイターの三上真司氏が数ヶ月以内に同社を退職するとの情報を伝えた。三上氏は『バイオハザード』『サイコブレイク』などのシリーズ作品を手がけた人物として知られる。

 なお、本件についてはTrueAchievementsなどの海外メディアがグループ内部の従業員へ送信されたメールの情報をもとに報じており、同じくグループ企業のベセスダ・ソフトワークスが事実を認めた形となる。

『バイオハザード』や『サイコブレイク』で知られるゲームクリエイター・三上真司氏がTango Gameworksを数か月以内に退社_001
(画像はYouTube「Shinji Mikami, Part 2: An Eclectic Journey – Archipel Caravan」より)

  1965年生まれの三上氏は1990年に同志社大学の商学部を卒業後、入社したカプコンで初代『バイオハザード』のディレクターを担当。『デビルメイクライ』『ビューティフル ジョー』などの作品におけるエグゼクティブプロデューサーや『逆転裁判』初期3部作の製作総指揮を手がけた。また、2004年には子会社のクローバースタジオへ移籍。カルト的な人気を誇るアクションゲーム『GOD HAND』のディレクターを担当している。

 Tango Gameworksは三上氏が2010年に「Tango」として創設した企業で、同年10月にZenimax Mediaグループの傘下へ加入。2014年にベセスダ・ソフトワークスが発売したサバイバルホラーゲーム『サイコブレイク』でディレクターを務めたほか、続編『サイコブレイク2』や2022年3月に発売されたアクションアドベンチャーゲーム『Ghostwire: Tokyo』にもエグゼクティブ・プロデューサーとして携わっていた。

 上記のほか、直近では1月26日に突如リリースされたリズムアクションゲーム『Hi-Fi RUSH』でもエグゼクティブ・プロデューサーを務めていた三上氏だが、執筆時点で三上氏本人のTwitterアカウント(@shinji_mikami)からコメントや声明は出されておらず、今後の活動方針については明らかとなっていない。

 ベセスダ・ソフトワークスは退社を伝える画像にて、リーダーや若い開発者のサポーターとしての活躍に感謝の意を伝えるとともに「三上さんの今後の活躍をお祈りするとともに、Tangoの優秀な開発者たちによる今後の活躍に期待しています」とエールを送った。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

Amazon売上ランキング

集計期間:2024年4月20日19時~2024年4月20日20時

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ