敬遠している人にこそ知ってほしい『クトゥルフ神話TRPG』──コウノスケ、はしやん、完全初心者女性プレイヤー・ぴゃんみつによるリプレイでわかる遊び方入門

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トランス状態のときに見たモノを描こうとする桃園

内山:

 桃園さんは気づきます。さっき見えた黄色、グネグネの形の印。この形が、床でさっきからのたうち回っている、あのスタッフの成れの果てによく似ている気がするのです。
 よく見てください。その丸い部分が人の頭。
 両手を高く掲げて、足がタコのようにぐねりとうねっている姿によく似ているではないだろうか、と。あなたは直感するのです。
 この現象とあの人々に、何か因果関係があるのではないかと悟ることができます。

コウノスケ:
 「今、変な光景が見えたわ」(桃園)

はしやん:
 「どんなのが見えたんすか?」(高橋)

コウノスケ:
 「何だか黄色い星の光のようなものが宇宙空間で、奇妙な形を作っていくの。何か書くものはあるかしら」と言って、ちょっと探してみますが。

内山:
 その辺に、いくらでもメモ用紙があります。

コウノスケ:
 それに、この形を描いて伝えることはできますか。

内山:

 あなたがそのスケッチブックに、謎の印を描き始めると、心がものすごくざわざわざわざわして来ます。
 あなたは、その印を正確に描き写すことは可能なのですが、それをすることによってあなたは大いなる代償を払うでしょう。
 しかし、それを描ききったとき、その印には間違いなく宇宙的なパワーが宿るに違いないと、謎のインスピレーションを感じ取ります。
 今はまだ途中で辞めていますよ。
 この最後の一筆を描いたら、これはマジモンでヤバい印になるぜと、確信できます。
 他の2人は知りません、そのことを。

コウノスケ:
 「ここまで思い出せないわ」と言って、描くのを辞めます。

内山:
 いったん辞める。じゃあ、あと一筆描いたら完成する印をあなたは持っています。とてつもない時限爆弾です。

はしやん:
 「途中で描くのを辞めたっぽかったですけど、大丈夫ですか」(高橋)

コウノスケ:
 「ええ、大丈夫よ。ちょっと記憶が混濁して、ここから先が思い出せないだけ」(桃園)

はしやん:
 「なるほど」(高橋)

内山:
 ここは「心理学」、大事じゃないですか(笑)。

はしやん:
 「ぶっ飛んでいた人がそんなことを言うのは、信用がならないな。本当に描くのを辞めたのには、他に理由があるんじゃないか。「心理学」を使って、その真意を確かめたい」(高橋)

高橋、「心理学」で桃園の真意を探る

内山:
 ちょっと『クトゥルフ神話TRPG』の変わったルールなのですが、「心理学」というのは、成功したか失敗したかプレイヤーには分からないんです。
 なので、キーパーが代わりにサイコロを振ることになります。高橋さんの「心理学」はいくつですか。

はしやん:
 85です。

内山:
 (ダイスを振って)「どんだけー」って感じですけど【※】。では、あなたは感じます。「このオネエ、絶対隠しごとしてやがる」、と。

※成功した模様

はしやん:
 「怪しい」(高橋)

内山:
 ただ、オネエ自身にも、何か恐れを感じます。マジでビビって、途中で手を止めたんじゃないかなという、好意的な目で見ていいです。

はしやん:
 「つまり、あのマークを描ききると、何か恐ろしいことが起きる、みたいな状況に陥っているのでは? 今は信用するか。そっか、全部描けないんですね」(高橋)

コウノスケ:
 「ええ」(桃園)

はしやん:
 「でも、これがさっきぶっ飛んでいる間に見えたと。でも、見覚えがない」(高橋)

コウノスケ:
 「そうね。でも、この曲はあんまり長いこと聴いているのはよくないわ。歌詞をあんまり意識しないようにした方がいいかもしれない」(桃園)

はしやん:
 「でも、うーぴゃーさんは途中で大丈夫だったんですね」(高橋)

ろうえなぴゃそみつ:
 「私は大丈夫だったわ」(うーぴゃー)

はしやん:
 オネエに聞こえて来てしまう(笑)。オネエが混濁する。

内山:
 うーぴゃーさんは「アイデアロール」を振ってもらえますか。何かひらめくかもしれません。

ろうえなぴゃそみつ:
 65です。で、(ダイスを振って)77。

内山:
 残念。自分がなぜ狙われなかったのか、ひらめきはしなかった。宇宙の大いなる意志について理解はしない、ということですね。

強制イベント終了。ふたたび自由に探索

内山:
 さて、とりあえず強制イベントは終わりましたので、地道な調査をしてもよし。
 加瀬もまだ怯えて隅っこにいるし、サヤマDはさっきからバリケードを作るのに勤しんでいます。

はしやん:
 加瀬さんをもう少し凝視しようかな。凝視を。

内山:
 「何でそんなに見るの?」とビビってますけど(笑)。

はしやん:
 加瀬さんに何か変なところはないか、目星をつけたいですね。

内山:
 目星はできませんが、

 一目見て分かるのは、どう考えても3人はこんなにうろたえているのに、こいつ割と冷静だなって気はします。ただ、青ざめた顔をして隅に立っているだけなんです。

はしやん:
 加瀬さんに話しかけたい。

内山:
 もちろん話しかけられますよ。

はしやん:
 「話しかけていいですか?」(高橋)

ろうえなぴゃそみつ:
 「話しかけちゃおうぜ」(うーぴゃー)

コウノスケ:
 「いいと思います」(桃園)

はしやん:
 オネエじゃなくなった(笑)。「加瀬さん、加瀬さん」(高橋)

内山:
 「はい」(加瀬)

はしやん:
 「加瀬さんは音楽を聴いたのではないのですか」(高橋)

内山:
 「私も聴きました」(加瀬)

はしやん:
 「でも、加瀬さんは特に問題がない」(高橋)

内山:
 「問題?」(加瀬)

はしやん:
 「ここにいる人たちのように、変な気分になったり、骨がぐにゃぐにゃになったりっていうことはなかったんですか?」(高橋)

内山:
 「まさかあなたは、この曲がこの惨劇の原因だと思ってるの? 何を言ってるの。こんなに素晴らしい曲なのに。あなたはキエロウのことを何だと思っているの」(加瀬)

はしやん:
 信者うぜえ。

内山:
 目をグルグルさせながら君に詰め寄って来ますよ。

詰め寄る加瀬を、うーぴゃーがなだめようと試みる

はしやん:
 「加瀬さん落ち着いてください」。この恐慌状態の加瀬さんを「精神分析」して落ち着かせよう。

内山:
 そこまで怪しく暴れてはいないので大丈夫です。
 うーぴゃーさんの方をジロって見て、「あなたなら分かるわよね。ちょっとは才能があるみたいだし、この曲のすばらしさが」(加瀬)

ろうえなぴゃそみつ:
 「そうね。私ミュージシャンだから、ちょっと歌詞を聴けば何となく分かるかもしれないわ」(うーぴゃー)

内山:
 「この歌詞はいったい、何を語ってるの?」(加瀬)

ろうえなぴゃそみつ:
 「え?(笑) 9人の演者を揃えろって書いてあるわ」(うーぴゃー)

内山:
 9人の演者についてはちょっと分からないですが、ここでちょっと「芸術音楽ロール」を振ってみましょうか。
 「芸術音楽ロール」は何%ですか。

ろうえなぴゃそみつ:
 85です。

内山:
 頑張りますね(笑)。

ろうえなぴゃそみつ:
 (ダイスを振って)61。

内山:
 ではミュージシャンは、この歌詞に何か感じるものがあります。

 この曲は何か偉大なるものを讃えている曲であるということが分かります。
 そしてそれをどんどん皆煽って、「讃えろ、讃えろ」というメッセージ性を感じておりますが、そのことをちょっと危ない感じの加瀬さんに伝えるかどうかはあなたしだい。

 君と同調して大喜びで君と仲よくなるかもしれないし、こいつと仲よくなるのはヤバイと思ったら、黙っていても構いませんし、どっちにします?
 「あなたなら分かるはずよね」としつこく話かけていますけど。

ろうえなぴゃそみつ:
 ちょっと怖いな。黙ってようかな。

内山:
 黙っていると、君をまるでゴミクズのように見下して「しょせん小娘。キエロウの偉大さが分からないのね」と馬鹿にしますが、これが最後のチャンス。

はしやん:
 「いったん、機嫌取っとこうよ」(高橋)

ろうえなぴゃそみつ:
 「そうだね」(うーぴゃー)

はしやん:
 「気持ち悪いし、この人。機嫌を取ろう」(高橋)

ろうえなぴゃそみつ:
 「私ミュージシャンだから、ここで1曲弾いていいかしら」(うーぴゃー)

内山:
 いいですよ。

ろうえなぴゃそみつ:
 「機嫌取るわよ」(うーぴゃー)

内山:
 キエロウに合わせたような、今流れているBGMに合わせたような曲を流して、彼女の機嫌を取る、と。
 じゃあ「音楽ロール」、もう1度85%お願いします。

ろうえなぴゃそみつ:
 (ダイスを振って)25。

内山:

 そうすると、うっとりした顔をして「何だあなた、分かってるじゃないの。じゃああなた、こっちに来なさい」と、オネエと高橋さんの方からちょっと守るように、君の肩に手を置いて、ちょっと端っこに寄ろうとします。
 何かこの女、知っているのかもしれない。
 やけに君のことを守るような態度を取ります。

ろうえなぴゃそみつ:
 「何か隠してるのかな?」(うーぴゃー)

やっと正気に戻る桃園オネエ

内山:
 といった感じですが、さて、オネエはどうですか。正気にようやく戻りました。手元には一筆描いたらダメになる印が、渾然と輝いています。

コウノスケ:
 「やめましょうよ。今ここでグループ分けみたいなことをしても何にもならないわ。皆で協力して、ここから出る方法を探しましょう」(桃園)
 加瀬さんが、うーぴゃーさんを持っていこうとするのを止める感じで。

内山:
 では、この一瞬生まれた不和をどうにかできるか、桃園オネエトークでお願いいたします。

コウノスケ:
 「言いくるめ」ですか?

内山:
 「言いくるめ」です。成功率は何%ですか。

コウノスケ:
 成功率は81です。(ダイスを振って)43で成功しました。

内山:
 さすがエンターテイナーだけあって口が上手い(笑)。

 「確かにそれもそうね」と言って、この状況をどうにかしないといけないと思うのですが、何となくこの女は緊迫感がねえなというのは、先ほどから感じます。

 さて、他に何か行動される方、いらっしゃいますか。とりあえず加瀬はやばい。けれど、今のところうーぴゃーとはマブダチ状態、一方的に(笑)。
 うーぴゃーさんが話しかければ、まだ何かしゃべるかもしれないし、他にいろいろ調べても構いませんよ。

コウノスケ:
 じゃあ相談というか、2人に対して「私たちは今ここに来たばっかりで全然状況が掴めていないから、ずっとここにいたスタッフの方とかが」(桃園)

はしやん:
 「サヤマDに」(高橋)

コウノスケ:
 「そうね。それに、情報を尋ねましょう、もっと」(桃園)

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