『ドラクエモンスターズ』『レイトン教授』『ダンジョンメーカー』……etc.2018年の面白かったスマホゲームは?ジャンル別ベストゲームアプリを独断で選出してみた

 今回は2018年の総まとめとして、おすすめできるベストスマホゲームを、ジャンルごとに発表したいと思います。

 これは毎年、個人ブログの「iPhone AC 番外レポート」で公開していた企画の2018年版です。電ファミニコゲーマー編集部と筆者カムライターオによる独断により、選出させていただきました。

 スマホゲームの特集の割にソーシャルゲームの比重が低めですが、ソシャゲを特集しているメディアは多いので、当方は買い切りゲーム・非ガチャゲームを中心にお届けいたします。

文/カムライターオ

※アプリ名のリンクはiPhone AC、もしくは電ファミニコゲーマーのレビューページに移動します。


【 ベストRPG 】

特選『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP』

 ニンテンドー3DSから移植された『ドラクエ』の派生作。モンスターを仲間にして育成と配合を繰り返し、より強いモンスターを作り上げて大会を勝ち抜いていくゲームで、携帯機器に最適化されたシステムと操作性、ひたすらやり込める自由度の高さを持ち、私もかなりハマっていた作品。
 スマホ版で導入された、戦闘が一瞬で終わる「オート戦闘」にはやりすぎ感もあったが、慣れてしまうと育成に集中できて悪くない。
 『ドラクエ』らしいクオリティの高さもあり、文句なくおすすめできる作品。

● 2018年の他の注目RPG

『言な絶えそね -行田創生RPG-
 埼玉県行田市のPRアプリだが、本格的な長編RPGになっていて、ストーリーやキャラクター、ゲームバランスも良く、しかも無料というおすすめ作品。

『マレニア国の冒険酒場』
 お嬢様が酒場を切り盛りする『アトリエ』系RPG。フィールドを探索し、素材を集めて料理を作り、お店を繁盛させていく内容で、海外でも人気。

『マリーのアトリエ Plus』
 本家本元の『アトリエ』。『アトリエ』系RPGの初代にして元祖『マリー』のスマホ復刻版。今となってはやや古いが、やはり楽しめる。

『Battleheart 2』
 RTSのような操作のアクションRPG。スマホ初期の名作『Battleheart』の待望の続編だが…… 模範的すぎたことと英語のせいで、あまり話題にならなかった印象もある。

【 ベストアクションゲーム 】

特選:『Playdead’s INSIDE』

 世界的大ヒットのアクションパズル『LIMBO』のスタッフが作り上げた新たな「鬱ゲー」。
 横スクロールの謎解きアクションだが、映像表現が秀逸。
 とことんまで作り込まれた演出の細かさ、世界観、シナリオの流れなどは職人芸で、ゲームという形態を取った一流の映像作品。

特選『Evoland 2』

 ゲームの進化の歴史を1本のゲームに納めた意欲作『Evoland』の続編。
 短編だった前作とは異なり、オリジナルの長編ストーリーを備えていて、8bit風の過去、16bit風の現代、3Dの未来を行き来するタイムアドベンチャーのアクションRPGになっている。
 あらゆるゲームのパロディーが満載されており、ゲーム好きほど楽しめる作品。

● 2018年の他の注目アクション

『Grimvalor』
 ダークファンタジーのメトロイドヴァニア(横スクロールのダンジョン探索ゲーム)。美しいビジュアルとテクニカルな戦闘がコアゲーマーの心をつかむ作品。

『Skullgirls(スカルガールズ)』
 カプコンの『ヴァンパイア』を思い出させる2D格闘ゲーム。スマホ版はソシャゲ化しているが、派手なコンボを叩き込む格闘シーンは健在。

『Wonder Blade』
 ユニークなキャラクターとスピーディーなバトル、バラエティに富んだステージが魅力の秀作ベルトスクロールアクション(横スクロール格闘アクション)。他の格闘ゲームのパロディも豊富。

『Barbearian』
 ちびキャラが集団で戦うステージクリア型の無双アクション。敵兵をぶっ飛ばす爽快感と、多くのキャラが入り乱れて戦うワラワラ感がウリ。

『オドマール』
 北欧の絵本のような物語を細密に描かれたビジュアルで表現した『スーパーマリオ』型のアクション。模範的すぎて印象が薄かった気もするが良作。

【 ベスト戦略シミュレーション 】

秀作:『三國志漢末霸業』

 三国志の本場中国のメーカーが開発した、コーエーテクモの『三國志』シリーズの良いとこ取りをしたような本格長編シミュレーション。
 武将のデータが驚くほど詳細で、宝物や領土なども細かく設定されている。
 中華なグラフィックとボイスに三国志らしさがあり、ターン制のゲームシステムも歴代の『三國志』ファンならしっくりくるだろう。
 万人向けではないが、過去のコーエーテクモのSLGをプレイしてきた方にはおすすめ。

● 2018年の他の注目戦略SLG

『信長の野望・大志』
 『信長の野望』シリーズの最新作。スマホでも遜色なく楽しめるが、内政要素が乏しく、全体的に簡略化・自動化されていて、賛否ある内容。今冬にパワーアップキット発売予定。

『三國志Ⅴ』
 ニンテンドー3DS版をスマホに移植したもの。ターン制のゲーム進行と、陣形や計略を駆使して戦う戦闘シーンを持つ、コーエーテクモの初期の『三國志』の完成形。

『信長の野望・武将風雲録』
 全国版から数えて『信長の野望』シリーズ3作目。ニンテンドーDS版の移植で、シリーズの中でも特に高い人気を持つ。戦術や特性などの新仕様が追加されている。

『欧陸戦争6: 1804』
 スマホの戦術級シミュレーションの定番『欧陸戦争』の最新作。今回はアメリカ独立戦争やナポレオン戦争が舞台。大戦略型のSLGを求めている人におすすめ。

『Rebel Inc.』
 『Plague Inc.』の作者の新作。『Plague Inc.』のシステムで対テロ戦争を描いた作品で、不安定な小国のリーダーとなり、国連軍の手を借りながらゲリラとの戦いを繰り広げる。

『Twilight Struggle』
 ボードゲーム(ドイツゲーム系)だが、戦略ゲームとして優れているのでここに含める。冷戦時代の米ソの対立を描いたヘビー級のボードゲームで、デジタル版は演出が良い。

【 ベスト開発シミュレーション 】

特選『冒険キングダム島』

 カイロソフトの作品の中でも特に人気が高い『大海賊クエスト島』の後継のようなアプリで、開発とRPG、探険とバトルが融合した、延々とやり込める作品。
 私も他のことが手に付かないぐらいハマっていて、『クエスト島』もかなりヤバかったのに、もっとヤバいゲームが出てきたという印象。
 買い切りゲームではないが、それゆえに長く楽しめる要素が豊富。

秀作『Motorsport Manager Mobile 3』

 リアル系のレーシングチーム運営シミュレーション。
 プレイヤーは監督であり、自分でレースをするわけではないが、マシン開発やスタッフ契約などの運営を行い、レース中は展開と天候を見ながらピットイン指示を出す。
 F1などのカーレースを知っている人向けの内容で、万人向けとはいえないが、レースファンならば必携。

● 2018年の他の注目開発SLG

『Pocket City』
 『ビルドイット』のような農園ゲームのアレンジではない、本来の『シムシティ』のシステムが踏襲された街づくりシミュレーション。

【 ベストカジュアル&クリッカーゲーム 】

特選『私、猫で飛びます。 / 私、茄子で飛びます。』

 女子高生がナスにまたがって悪霊にナスを投げまくる、明らかにイロモノなナスクリッカー(クッキークリッカー系)。
 しかし一発ネタかと思いきや、驚くほどの演出の良さと動きの滑らかさを持ち、ストーリーも備わっていて、現時点のクリッカーの中ではNO.1のクオリティを誇る。
 iOS版はAppleの鉄槌が下り、またがっているナスがネコに変えられてしまったが、Android版はナスのまま。

● 2018年の他の注目カジュアルゲーム

『アルトのオデッセイ』
 美しい風景で人気になったスノボのランゲーム『Alto’s Adventure』の続編。今回もグラデーションの美しいビジュアルが最大の特徴。

『Bike Unchained 2』
 レッドブルが協賛しているマウンテンバイクゲーム。下り坂で画面を押し、上り坂で離すだけのワンキーゲームだが、疾走感があって純粋に楽しい。

【 ベストシューティングゲーム 】

特選『Tesla vs Lovecraft』

 狂気のマッドサイエンティスト「ニコラ・テスラ」が、這いよる混沌を呼び出す狂気の小説家「ラヴクラフト」と対決する、その設定で話題になった2スティック制の全方向スクロールシューティング。
 テレポートで飛び回り、ロボや核まで持ち出してくる破天荒なテスラにクトゥルフのSAN値は限界。
 ゲームとしては、スマホ初期に人気になった『Minigore』や『Solomon’s Boneyard』のような耐久制シューティング。

● 2018年の他の注目シューティングゲーム

『Super Hydorah』
 『グラディウス』を思わせるレトロな雰囲気の横スクロールシューティング。ゲーム自体はオリジナルだが、懐かしさのある内容。初心者向けの難易度もあり苦手な人でも遊べる。

『Black Paradox』
 こちらもレトロな横シューだが、洋ゲーらしい独特な雰囲気を持つ。難易度は高めだが長期的な強化がある。2018年は縦シューが少なく、横シューと全方向シューの年だった。

【 ベストローグライクゲーム 】

特選『ダンジョンメーカー』

 魔王となって簡易的なダンジョンを作成、モンスターやトラップを配置し、ワラワラやってくる勇者の皆さんを撃退するダンジョンビルド・ローグライク。
 魔王のレベルアップはもちろん、トラップの強化、モンスターの育成、追加要素の獲得など、強化要素が盛りだくさんで、延々と遊んでしまうハマり度を持つ。
 Google Play「ベスト オブ 2018」の「ユーザー投票部門」にノミネートされたゲームの中で、唯一の買い切りゲームだった。

秀作『魔女の迷宮』

 スマホの(特に日本の)ローグライクはソシャゲ要素を取り入れて、ソシャゲとローグライクの特徴がバッティングして失敗に終わることが多いのだが、これはメーカー製でありながら、ソシャゲ要素のない純粋なローグライクとして完成されている。
 日本のローグライク、いわゆる『不思議のダンジョン』系のシステムで、その面白さを求めている人の期待を裏切らない。

【 ベストパズルゲーム 】

特選『レジェンド・オブ・ソルガード』

 名作『Might & Magic Clash of Heroes』(公開終了)のシステムを、『キャンディークラッシュ』で知られるKingが遊びやすくアレンジしたパズルバトルRPG。
 Kingのゲームとしては難易度が高めで、メーカーも「ミッドコアゲーム」(カジュアルゲームよりもコアユーザー向け)と称しているが、手軽さも備えている。
 序盤に高難度のステージがあり(ステージ60~70)、そこでプレイヤーが選別されてしまうが、突破できれば延々と楽しめ、私自身も長く遊び続けている。

秀作WonderBlocks

 思考性の高さとポップなビジュアルで注目されたパズルソーシャルゲームが、運営終了した後に買い切りゲームとして蘇ったアプリ。
 じっくり考えることが必要な思考型パズルはソシャゲでは失敗したが、買い切りゲームとしてはむしろやり応えに繋がっている。
 ガチャはゲーム内の通貨で行えるように変化しており、徐々に高レアキャラが出てくるよう調整されている。

● 2018年の他の注目パズルゲーム

『7 Billion Humans』
 プログラミングを擬人化したパズルゲーム『Human Resource Machine』の続編。命令語が増え、より高度なプログラムを組める。ちょっとブラックな設定も注目。レビューは近日公開。

『the Sequence [2]』
 材料がゴールまで正常に運搬される回路を作る、シンプルながら難しい、非常に硬派なロジックパズル。パズルとしての完成度の高さを感じる作品。

【 ベストアドベンチャーゲーム 】

特選『レイトン教授と不思議な町 EXHD』

 ロングセラー書籍『頭の体操』から抜粋された、計算・なぞなぞ・パズルなど多種多様な「ナゾ」が100問以上収録されているナゾ解きミステリーアドベンチャー。
 英国紳士の「レイトン教授」が活躍する『世界名作劇場』のようなビジュアルとストーリーも素晴らしく、万人におすすめできる作品。
 2作目の『悪魔の箱』も年末にスマホアプリ化されている。

特選『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』

 時代を大正、舞台を倫敦(ロンドン)に移した法廷アドベンチャー『逆転裁判』の新作。
 『1』と『2』でひとつの物語であり、前作の終了時点では多くの謎が解明されておらず、プレイヤーから批判もあったが、『2』はその謎に決着がつく「解決編」。
 シナリオやキャラクターのセリフ回しの面白さはさすがで、ディレクターが初期の逆転裁判を担当している「巧 舟」さんであるため、派生シリーズでありながら「本来の逆裁らしさ」がある。

秀作『The Room: Old Sins』

 iPadでズームしても粗が見えない細密で美しいグラフィックと、タッチパネルによる直感的な操作を持つアドベンチャーゲーム。「脱出ゲーム」の最高峰。
 部屋の中央にしかけが満載された大きな箱があり、それをいじくり回して謎を解いていくのがシリーズに共通する特徴。
 今回はその箱「ミニチュアハウス」自体がゲームの舞台でもある。

【 ベストタワーディフェンス 】

特選『Bloons TD 6』

 世界でもっともプレイされている老舗タワーディフェンスの最新ナンバリングタイトル。
 おさるさんが風船を割っていくが、風船の数は数千、数万とどんどんインフレ。
 それに対抗する武器もミサイル、レーザー、連射エネルギー銃とエスカレートしていく。
 タワー(迎撃キャラ)の種類と強化が豊富で、多彩な戦略を取れることと、それでも攻略が難しい、やり応えのある高難度が特徴。

秀作『キングダムラッシュの復讐』

 ちびキャラがワラワラ戦う、南米発のスマホ定番タワーディフェンスの最新作。
 丁寧な作風とゲームバランスを備え、万人向けの安定した面白さがある。
 今回は「悪」の側が主人公になっているが、内容はこれまでと変わらない。
 ユニークなグラフィックデザインは多くの作品に影響を与えている。

● 2018年の他の注目タワーディフェンス

『The Creeps! 2』
 おばけをおもちゃで撃退する、スマホ初期のタワーディフェンスの名作が3D化して復活。派手さはないがTDの面白さを堪能できる内容で、しかも無料。

『Bloons Adventure Time TD』
 『Bloons TD』シリーズの派生作。アニメ『Adventure Time』とのコラボ作品。装備によってタワーにさまざまな特性を付加でき、強化していくのが楽しい。

【 ベストカードゲーム 】

秀作『Card Quest』

 見た目は地味だが、練り込まれたカードの効果とバトルシステムを持つ、戦略性・思考性の高いソロプレイのカードバトルRPG。
 難易度は非常に高く、慣れていないと最初のステージの突破さえ困難だが、カードを駆使して難関をクリアしていく楽しさがわかると延々と遊んでしまう。
 私自身、一時はヒマがあればこのゲームばかりやっていたほど。
 この見た目で英語なので敷居は高いが、おすすめしたい作品。

【 ベストサンドボックスゲーム 】

特選『ARK: Survival Evolved』

 恐竜が生息する世界で自給自足の生活を行うオープンワールドのサバイバルアドベンチャー。
 リアルなグラフィックが美しく、恐竜を調教して引き連れたり、騎乗したりできる。
 もちろん建物の建設もあり、自力で設備の整った大型拠点を築くことも可能。
 PCや専用ゲーム機でも人気の大ヒット作品。

特選『Stardew Valley(スターデューバレー)』

 『牧場物語』のファンが自らの『牧場物語』を作り出そうと、長い年月をかけて作り上げた、田舎でスローライフを送る農場生活シミュレーション。
 サバイバルというわけではないが、好きなように農場を作っていける楽しさと、生活自体を楽しむ内容はサンドボックスに近いものがある。
 こちらもPCや専用ゲーム機から移植された大ヒット作。

秀作『ポータルナイツ』

 『マインクラフト』の世界を小分けにし、さまざまな世界を巡るアクションRPGに仕立てた作品。
 サバイバルよりもアクションRPGの性質が強く、『マイクラ』とは楽しみ方が違うが、『マイクラ』と同レベルのクラフト要素があり、好きな土地に自由に建物を作ることができる。
 グラフィックも『マイクラ』系としてはトップクラスに豪華。

【 ベストインディーゲーム 】

秀作『ぼくとネコ』

 大ヒット作『にゃんこ大戦争』によく似た横スクロールRTS。
 Google Playの「ベスト オブ 2018」で「インディー部門」の選出作のひとつになった。
 私的にはこれをインディーゲームとするのは抵抗があるのだが、『にゃんこ大戦争』に勝るとも劣らない面白さがあり、私もしばらくハマっていた作品。
 知名度が低くて苦戦していたが、この受賞を機に知られるようになっている。

● 2018年の他の注目インディーゲーム

『キメラリコレクト』
 日本の個人作成アプリの人気作『心鎧リコレクト』の続編。ドットで構成された敵を体当たりでバラバラにしていく爽快さと、テンポの良さを併せ持つ良作で、しかも無料。

『リバーシクエスト2』
 あの『タクティクスオウガ』風のグラフィックで国内外で話題の作品。戦闘は「リバーシ+RPG」で思考性が高い。やや引き延ばし感はあるが、しっかり楽しめるゲーム。

『シュートラテジー』
 『百人勇者』や『GUN SPIRITS』など数々の人気作を送り出してきた開発者さんの新作。フィールドにコマを配置して戦う変わり種のシューティング。

『Bullet Voyage』
 パーツをペタペタくっつけて強くなる全方向スクロールのシューティング。見た目が簡素で難易度も高いが、長期的な強化とテンポの良さで遊び続けてしまう作品。

『Pocket Run Pool』
 海外の有名な個人開発者が手がけたビリヤードゲーム。シンプルながらムダのない、手軽に遊べるビリヤードで、万人にすすめられる作品。

『Candies ‘n Curses』
 1990年頃のアーケードゲームを彷彿とさせる、ハロウィンがテーマのアクションゲーム。ドットグラフィックとレトロゲームへの愛を感じる作品。

【 巷で話題だったアプリ 】

・『ドラゴンボール レジェンズ』

 Google Playの「ベスト オブ 2018」で「今年のベストゲーム」に選ばれたソーシャルゲーム。
 ソシャゲだが敵の攻撃をフリックで回避するアクション性があり、時間とともに溜まっていくパワーを使ってカードを出して攻撃する。
 アニメを彷彿とさせるダイナミックな戦闘シーンを持ち、オリジナルのストーリーも展開される。

■『PUBG MOBILE』

 昨年から大流行している「バトルロイヤルゲーム」を確立させたヒット作『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』のスマホ移植版。
 100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、武器を現地調達して最後のひとりになるまで戦う。
 美しいグラフィックとコアなゲーム内容を持つ一方で、最初はライバルがbot(AI)であるなど、初心者に優しい作りにもなっている。
 スマホでは後発のため、日本では『荒野行動』、アメリカでは『フォートナイト』に追い付けずにいるが、やはり完成度は高い。

■『荒野行動』

 スマホの「バトルロイヤルゲーム」はこちらの方が先駆者。『PUBG』の模倣作として訴えられているが、それだけ「スマホ版PUBG」としてしっかり作られているということでもある。
 グラフィックは『PUBG MOBILE』に劣るが、アップデートが意欲的で、さまざまなゲームモードや要素の追加によって人気を維持している。
 Google Playの「ベスト オブ 2018」の「ユーザー投票部門 ゲームカテゴリ」で首位となった。

■『フォートナイト』

 「バトルロイヤルゲーム」をアメリカらしくアレンジした作品。プレイヤーは「ヒーロー」であり、ミリタリー感は薄れ、ややコミカルな外見になっている。
 素材を集めて建物を建設できるのが特徴で、壁や床を瞬時に設置でき、それを使って敵を翻弄する戦い方ができる。
 ただ、その「建築戦」がタッチパネルではやりづらく、当初は日本からの接続だとダウンロードとアップデートにとんでもなく時間がかかっていて、難点も多かった。
 現在はアジアサーバーの設置により、ダウンロード時間は短縮されている。

『Getting Over It』
 壷に入った男がハンマーを使って険しい山を登っていく、ひたすらイライラする「マゾゲー」。だがゲーム実況者やYoutuberがこぞって取り上げ、2018年の前半にネット上で大きな話題となった。

『Florence』
 女性の恋模様を描いたデジタルコミック。アメリカで開催された「The Game Awards 2018」のモバイルゲーム部門の受賞作。
 しかしデジタルコミックであり、正直ゲームとはいえない。日本ではデジタルコミックは珍しくないため、感じ方に差があるのだろうか……?

『Donut County』
 物を落とすと大きくなっていく穴を操作して、ゴミ、家具、車、果ては建物まで落としていく穴版の『塊魂』。Appleが2018年の「ベストiPhoneゲーム」に選出した。
 センスの良い作品だが、ボリュームやゲーム要素はそれほど多くない。

『Gorogoa』
 絵本のページを動かしたり、重ね合わせたりしてパズルを解いていく、芸術的な手書きの「電子絵本」。Appleが2018年の「ベストiPadゲーム」に選出した。
 しっかりした謎解きも備わっており、変わり種のアドベンチャーゲームとして楽しめる。

『D×2 真・女神転生 リベレーション』
 『女神転生』のソーシャルゲームで、ソシャゲではあるが『メガテン』魂を感じられる内容。セガらしいグラフィックのリアルさを持つが、シナリオは今ひとつか。
 2018年は『FFレコードキーパー』や『ファイアーエムブレム ヒーローズ』に触発されたのか、他にも『アークザラッド R』や『ロマンシング サガ リ・ユニバース』など、過去の大作を題材にした、懐かしさを前面に押し出すソーシャルゲームが増えた。

『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション』
 あの『FF15』のキャラクターをデフォルメし、オープンワールドも廃してスマホに移植した、大胆なアレンジ作品。スマホで遊べたのは嬉しいが、個人的には「ゆるキャン♂」は、最後までゆるくキャンプしていて欲しかった……。

『サガ スカーレット グレイス 緋色の野望』
 2005年以来の新作『サガ』だが(ソシャゲを除く)、ダンジョンなし、町は一枚絵のみ、イベントは会話だけ。バトルは戦略性が高くて楽しめるが、賛否両論となった。ともあれ話題作だったのは間違いない。

『なめこ栽培キット ザ・ワールド』
 カジュアルな人気作『なめこ栽培キット』の最新作だが、やれることがむしろ減った。『ねこあつめ』や『旅かえる』に触発されて、よりカジュアル化したと思われる。
 運営ゲームとしては『なめこの巣』があるので、棲みわけされたのかも。

『アスファルト9:Legends』
 スマホ定番のハチャメチャレースゲーム『アスファルト』シリーズの最新作。ただ、こちらも自動操作のカジュアルモードが追加され、最初に見たときは愕然とした。
 設定を変更すれば自分でコントロールすることもできるが、時代の流れを感じた作品。

【 音楽ゲーム、その他 】

秀作『Cytus II』

『Deemo』で知られる台湾のメーカーRayarkの新作音楽ゲームにして、ロングセラー作品『Cytus』の続編。
 管理された未来社会でライブを行うアーティストの活躍を描く、SFストーリー仕立ての音楽ゲーム。
 昨今のスマホの音楽ゲームはアイドル系のソーシャルゲームが多いが、それらとは一線を画すコアな音ゲーで、難易度は高め。演出や曲のクオリティは高い。

『World of Warships Blitz』
 リアルな軍艦が多数でバトルするオンライン対戦アクションのスマホ版。
 戦車戦ゲーム『World of Tanks』の軍艦版と言え、バトルロイヤル系の流行で下火になった感もあるが、秀作の対戦ゲーム。

『どうぶつタワーバトル』
 2017年末から流行している、動物を積み重ねていくシュールなオンライン対戦ゲーム。ものすごく手軽に対戦できるのが良い。
 もっとも日本で成功しそうなe-sportsタイトルは、実はこれかもしれない……。


 以上、2018年のジャンル別ベストスマホゲーム(および話題になったゲーム)でした。
 ゲーム選びの参考にして頂けると幸いです。

 もちろんすべてのアプリを網羅できているわけではないので、「どうしてアレがないんだ!」という方もおられると思いますが、意見のたたき台にしもらえればと思います。

 今年もレビューなどをご覧いただき、ありがとうございました。
 来年も多くの良作が登場することを期待しましょう!

 昨年(2017)のジャンル別ベストゲームはこちらをご覧ください。

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著者
『Ultima Online』や『信長の野望 Online』、『シムシティ4』など、数々のゲームのファンサイトを作成してきた。
 iPhone アプリのレビューサイトを経て電ファミニコゲーマーのお世話に。 
 シューティングとシミュレーションが特に好き。
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